Outbrainピクセルを利用してコンバージョンを生成、トラッキングする方法
Outbrainのピクセルをインストールしたら、Amplify 管理画面にてコンバージョンの設定を行いましょう。ウェブサイト全体でより多くのコンバージョンをトラックできれば、より良い結果が得られます。すなわち、サイト全体のユーザーの行動を包括的に把握し、データドリブンでパフォーマンス最適化を促進することができます。
この記事では、以下についてご説明します。
- Amplify管理画面でURL‐BasedとEvent -basedのコンバージョンを設定する方法(クリックで始まるコンバージョン)
- Amplify管理画面でコンバージョンレポートをカスタマイズする方法
- ビュースルーコンバージョン(インプレッションして、クリックしていないユーザーが24時間以内にコンバーション)
- 同じアカウントで複数の広告主のコンバージョンをトラックするための成功事例
クリックによって発生するコンバージョンには、URL-basedコンバージョンとEvent-basedコンバージョンの2種類があります。
URL-based コンバージョン
URL-based コンバージョンでは、コンバージョン設定で指定したURLにユーザーが訪問するたびにトラックされます。たとえば、購入を完了し、確認ページを訪問する、といった場合です。サイトのすべてのページのヘッダーにピクセルをインストールすると、異なるURL-based イベントを生成し、トラッキングを容易にすることができます。管理画面で新たなURL-based コンバージョンを設定するには、左側のレールのコンバージョンタブから開始します。右上(「Outbrain Pixel」ボタンの横)に「Add Conversion」ボタンが表示されます。次に進み、ボタンをクリックして続行します。
ウィンドウが開き、Typeで始まるすべてのコンバージョンの詳細情報を入力します。
「URL-based Conversion」を選択し、コンバージョンに関連付けられているURL(またはURLの一部)を指定します。以下の、サンプルとして「Outbrain.com/blog」と入力しています。
次に、残りのコンバージョン詳細を入力します。
- Category(カテゴリー):コンバージョンのタイプを最もよく表しているカテゴリーを選択します。
- Name(名前):選択したカテゴリーの名前に一致する名前が自動的に入力されますが、必要に応じて変更することができます。Google Tag Manager(GTM)を使用してOutbrain ピクセルを実装する場合は、コンバージョンの名前がGTMのコンバージョンの名前と正確に一致していることを必ず確認してください。詳しくはこちらをご覧ください。
- Window(ウィンドウ):最適化を行っている通常見込み客がコンバージョンするまでにかかる時間(クリックからコンバージョンまでにかかる時間)を設定します。
- Value(価値):各コンバージョンの価値、価格値を設定します。固定のコンバージョンのバリュー値を入力しても機能します各コンバージョンのバリュー値をダイナミックに戻したい場合は、この記事をご参照ください。
必ず「Create an Audience Segment」ボックスにチェックを入れてください。これにより、コンバージョンしたオーディエンスが管理画面のオーディエンスタブに蓄積されます。
フィールド設定が完了したら、下部の「Save」をクリックします。
トラッキングステータスは、アクションがテストされるか、コンバージョンが発生するまで「Pending」のままになります。ピクセルトラッカーブラウザーの拡張機能を使用すると、ピクセルが適切に発火していることを確認できます。
ヒント
- トラッキングの問題を防ぐため、URL追加の際にはHTTP(S)を省略しましょう。
- 特定のページの閲覧をトラックするには、『URL Contains:/product-page』でコンバージョンを作成します。
コンバージョンレポート
最初のコンバージョンがトラッキングされると、メインとなるキャンペーン管理画面に、Conversion、Conversion Rate、CPAの列が反映されます。それぞれ、コンバージョン用に作成したネーミング規則に従って作成されます。データの取り込みが開始されると、パブリッシャー、セクション、コンテンツなどの多数の突発的なデータを利用してコンバージョン結果を測定し、キャンペーンのパフォーマンスをさらに最適化することができます。
複数のコンバージョンをトラッキングしたいですか?管理画面のビューをカスタマイズして、一度にいくつかのコンバージョンに関するカラムのみを表示できます。この設定を行うには、「data visualizer」の上にある「Customize Columns」ボタンをクリックします。ここで、デフォルトビューに表示する列も選択できます。
コンバージョンを表示やフィルタリングする方法の詳細については、このガイドをご参照ください。
ビュースルーコンバージョン
クリックで生成されたコンバージョンをトラッキングするだけでなく、Amplify管理画面ではビュースルーコンバージョンをトラッキングすることもできます。ビュースルーコンバージョンとは、広告のインプレッションは発生したもののクリックしていないユーザーが、24時間以内にコンバーションしたものを示します。
Outbrainでのビュースルーコンバージョンは、ビューアブルインプレッションに基づいています。ユーザーが広告の少なくとも50%を1秒間閲覧すると、ビューアブル広告と見なされます(MRC 標準に準拠)。
ビュースルーコンバージョンは、広告がコンバージョン率に与える影響をより深く把握できるため、キャンペーンのパフォーマンスを高い視点から見る優れた方法です。
企業としての透明性確保のための活動の一環でもありますが、ビュースルーコンバージョンとクリックスルーコンバージョンは、弊社のプラットフォームでは、合計と個別、それぞれで数値をご確認頂けるようにしています。
コンバージョンソースを識別しやすくするために、コンバージョンのカラムには「Click」または「View」と記載されています。カラムに両方が含まれている場合は、「View&Click」と明記されています。
Event -basedコンバージョン
[Event-based のコンバージョンには、HTMLに関する知識が必要となります。Event-based コンバージョンに向けたピクセルコードの実装/変更は、弊社サポートチームではサポートしておりません。ご自身もしくはチームのどなたかがHTMLに深く精通されている場合にのみ、ご利用ください。]
Event-based コンバージョンでは、特定のURLとは関係なく、ユーザーがサイトで行う特定のアクションがトラッキングされます。これには、「カートに追加」や「購読」などのボタンクリックを含まれます。
Event-based コンバージョンの発生プロセスは、URL‐based コンバージョン(上記で概説)と同じ手順に従いますが、微妙に異なる点があります。このタイプのコンバージョンには、追加のコード(および場合によってはWeb開発者の支援)が必要となるのです。コードのスニペットは、「Create Conversion」ページの下部にある「Save」をクリックするとすぐに提供されます。提供されているEvent-based コードに加えて、Outbrainピクセルをインストールする必要がありますので、お忘れなく!
2種類のコードスニペットをご提供します。皆様のウェブサイト実装(タグマネージャーシステム、またはスクリプトタグ内で直接行う方法)において最適に機能する方を選択してください。
以下に、イベントコードの配置例をいくつかご紹介します。
コンバージョンが実行されたアクションに応じて異なるバリューを必要とする場合は、ダイナミックバリューの作成方法についてのガイドをご参照ください。
コンバージョンタイプの横にある「View」(目のアイコン)をクリックすると、いつでもコードの抜粋を表示できます。
上級者向け:同じアカウント内で複数の広告主のコンバージョンをトラッキングする方法
同じアカウントの下に複数の広告主が設定されている場合、カンマとスペースで区切ることで、ピクセル内に複数のAdvertiser IDを追加することができます(以下の例を参照- コードの太字部分に注目し、正しいMarketer ID を追加)。これは、各ページに複数のピクセルを実装するより便利な方法です。こうすることで、このピクセルに結びついているそれぞれの広告主のユーザーを獲得できるようになります。
<script data-obct type=”text/javascript”>
/** DO NOT MODIFY THIS CODE**/
!function(_window,_document){
varOB_ADV_ID=[’00a48561a62513714dfe43b5bc90dd2000′,’00a48561a62513714dfe43b5bc90dd2001′,’00a48561a62513714dfe43b5bc90dd2002’];
if(_window.obApi){var toArray=function(object){return Object.prototype.toString.call(object)==='[object Array]’?object:[object]}_window.obApi.marketerId=toArray(_window.obApi.marketerId).concat(toArray(OB_ADV_ID))return}var api=_window.obApi=function(){api.dispatch?api.dispatch.apply(api,arguments):api.queue.push(arguments)}api.version=’1.1’api.loaded=trueapi.marketerId=OB_ADV_IDapi.queue=[]var tag=_document.createElement(‘script’)tag.async=truetag.src=’/amplify.Outbrain.com/cp/obtp.js’tag.type=’text/javascript’var script=_document.getElementsByTagName(‘script’)[0]script.parentNode.insertBefore(tag,script)}(window,document)obApi(’track’,’PAGE_VIEW’);
</script>
管理画面内の各アドバタイザーに対しては、URL‐basedのルールに基づいてオーディエンスを設定する必要がありますので、ご注意ください!
コンバージョン(及びそこから構築されたオーディエンスセグメント)の場合、個々の取引先の管理画面で実際のルールを設定するのと同じ手順が引き続き必要です。
このプロセスは、URL-basedとEvent-basedのコンバージョンの両方で機能します。どちらも、マーケターのそれぞれのIDを含むユニバーサルピクセルに依存するためです。
Event-basedコンバージョンに使用する場合は、このピクセルに結びついている各アドバタイザーが、他のすべてのアドバタイザーと同じイベント名を持っていることを必ず確認するようにしてください。(以下参照)。
同じコンバージョンが複数の広告主に帰属しないようにするには、コンバージョンウィンドウを1日に設定することをお勧めします。たとえば、フランスとベルギーの両方で販売されているブランドには、フランスとベルギーの広告主の両方にトリガーとなるピクセルがあります。
ユーザーがベルギーからの広告をクリックし、2日後にフランスからクリックした場合、属性ウィンドウを1日に設定すると、ベルギーとフランス、両国においてコンバージョンが発生する、ということにはなりません。
ピクセルとコンバージョントラッキングのステータス
ピクセルが正しく実装されているかどうかは、「Conversion」タブで実装ステータスを確認できます。
◆Active – 正確に発火している
◆No Recent Activity – 72時間以上、ピクセルまたはコンバージョンのアクティビティが記録されていない
◆Not Active – ピクセルが正しく実装されていない、もしくは一度も発火していない
管理画面上「Conversion」のページで、ピクセルに接続された各コンバージョンのステータスを確認することも可能です。各「Tracking Status」部分にカーソルを合わせると、その意味やトラブルシューティングの方法についての説明が表示されます。(下記参照)
ピクセルがActiveでない、またはしばらく発火が確認できない場合は、Outbrain pixel tracker(Chrome拡張機能)を使用して、ピクセルがウェブサイトに正しく追加されていることを再度確認してください。
注意事項
- コンバージョンは、コンバージョンが発生した場所ではなく、クリックが行われた日に帰属します。この属性は、Facebook、Google、その他の人気プラットフォームがコンバージョンをトラッキングする方法に沿っています。
- ピクセルをテストしたとしても、管理画面にコンバージョンは登録されません。コンバージョンは、ユーザーがOutbrainウィジェットで広告をクリックし、コンテンツを読み、管理画面で計画したアクションを完了した場合にのみ記録されます。
- 間違えてしまった場合は、いつでもコンバージョン名の横にある鉛筆アイコンをクリックして、コンバージョン設定を編集できます。
- ピクセルのリンク先URLをURL‐based コンバージョンに編集する、もしくはイベント名をEvent-basedコンバージョンに編集する場合、ピクセルがテストされるかコンバージョンが発生するまでコンバージョンステータスは「Pending」に変更されます。
- 最適化を開始するのに十分なコンバージョンデータを収集するために、キャンペーンを少なくとも2週間実行し続けることをお勧めします。
- 弊社のピクセルは、Outbrainソースからのコンバージョンのみをトラッキングします。
- URL/Event-basedコンバージョンをTotal Conversionsのカラムに表示したい場合は、Include in Conversionsを選択すればOKです。
- コンバージョンは、閲覧時間とコンバージョン時間の両方でサポートされ、デフォルトは閲覧/クリック時間です。
- ビュースルーコンバージョンでは、MSN、SDK、またはプログラマティックトラフィックからのビューを含めることはできません。