サーバー間(S2S)統合を設定するには?

当社のピクセルコードを使わずに、サーバー間(S2S)統合でコンバージョンデータを保存することもできます。

サーバー間(S2S)トラッキング

当社のピクセルコードをサイトに設置できない場合でも、サーバー間統合を設定すれば、ユーザーの行動のトラッキングを続けられるようになります。ユーザーがOutbrainのレコメンデーションをクリックした際、当社のサーバーがユニークなクリックIDを生成します。その後、そのユーザーがコンバージョンした際に、このユニークなクリックIDを基に、貴社のサーバーを通して、元のユーザーと照合する必要があります。貴社のサーバーは、このユニークなIDを、Outbrainのサーバーに送り返すことで、このコンバージョンを当社の管理画面で表示できるようになります。

注:サーバー間統合を実施するには、自社のサーバーにアクセスできる権限が必要です。

では、統合プロセスを順に説明していきます。

ユニークなイベント名を作成する

「Pixels」タブをクリックし、「Conversions」を選びます。

「Add Conversion」(コンバージョン追加)をクリックして、「Create Conversion」(コンバージョン作成)画面を開きます。「Event-Based Conversion(イベントベースのコンバージョン)」を選び、「Name」でユニークなイベント名を作成し、「Window」(クリックからコンバージョンまでにかかった時間)と「Value」(平均購入金額など)を設定し、「Save」をクリックします。

注意点)
コードを抜粋したものがポップアップ表示され、インストールを求められます。しかし、サーバー間統合とモバイルアプリトラッキングのどちらを設定する場合にも、このコードをサイトにインストールする必要はありません。

もしイベントベースのコンバージョンの設定にお困りでしたら、こちらをクリックしてください。

キャンペーンのトラッキングコードにクリックパラメータを追加する

新しいキャンペーンを設定、もしくは既存キャンペーンの横の鉛筆アイコンをクリックすることで、ターゲティングしているセクションにアクセスすることができます。「Track」のボックスまでスクロールダウンし、以下のパラメータを追加します。

OutbrainClickId={{ob_click_id}}

このパラメータは動的で、後でユーザーのユニークなクリックIDがここに入力されるため、{{ob_click_id}} は必ずこのままにしておいてください。

コンテンツにクリックが発生するたびに、ユニークなクリックIDを、クエリ文字列パラメータとしてAd URLに付加します。貴社のサーバーは、このユニークなクリックIDを、これに一致するユーザーIDとともに、貴社のシステム上に保存する必要があります。これは、後でユーザーがコンバージョンしたときに使えるようにするためです。

ポストバックURLを実装する

上記の各段階が完了したら、貴社のサーバーは、コンバージョンイベントが発生したときに、クリックID情報を送り返す必要があります。そのため、有効なポストバックURLとそれに関連するクリックIDを自動的に生成する必要があります。以下のテンプレートを使って、ポストバックURLを定義することができます。

https://tr.outbrain.com/unifiedPixel?ob_click_id=UNIQUE_CLICK_ID_VALUE&name=EVENT_BASED_CONVERSION_NAME

『UNIQUE_CLICK_ID_VALUE』プレースホルダーは、前の段階で保存しておいた、一致するユーザーの実際のクリックIDの値に差し替えてください。

同様に、『EVENT_BASED_CONVERSION_NAME』プレースホルダーは、実際のイベントベースのコンバージョンの名前に更新する必要があります。『ob_click_id』と『name』は後のために取っておく箇所ですので、必ずそのまま残してください。ピクセルへのリクエストは、GETリクエストでなければなりません。

これで、キャンペーンによるレコメンデーションをユーザーがクリックする度に、ランディングページのURLにクリックIDが加えられていきます。コンバージョンが発生すると、貴社のサーバーがこの情報を送り返すので、それが管理画面に反映されているのを確認することができます。

以下は、ポストバックURLに加えることができるオプショナルバリューとそのフォーマットです。

  • &orderId=ORDER_ID
  • &orderValue=ORDER_VALUE
  • &currency=CURRENCY
  • &timestamp=

および、サポートされている日付のフォーマット:

MM/dd/yyyy h:mm:ss a
MM/dd/yyyy HH:mm:ss
yyyy-MM-dd HH:mm:ss
yyyy-MM-ddTHH:mm:ss
yyyy-MM-dd HH:mm:ssZ
yyyy-MM-ddTHH:mm:ssZ
yyyy-MM-dd HH:mm:ss zzzz
yyyy-MM-ddTHH:mm:ss zzzz

例えば、コンバージョンの金額と通貨をトラッキングしたい場合、ポストバックURLは以下のようなものになります。

https://tr.outbrain.com/unifiedPixel?ob_click_id=UNIQUE_CLICK_ID_VALUE&name=EVENT_BASED_CONVERSION_NAME&orderValue=ORDER_VALUE&currency=CURRENCY

『EVENT_BASED_CONVERSION_NAME』と同様、『ORDER_VALUEとCURRENCY』はプレースホルダー値ですので、貴社の情報にする必要があります。

2020年9月時点で、ピクセルのフォーマットを少し変更しました(上記にすでに反映済み)。ただし、既存のすべてのサーバー間(S2S)統合に影響はなく、更新も必要ありません。

注意事項

  • Outbrainピクセルと同様、サーバー間統合は、すべてのコンバージョンを含むわけではありません。Outbrainからのコンバージョンのみを含みます。
  • このパラメータは動的で、後でユーザーのユニークなクリックIDがここに入力されるため、{{ob_click_id}}は必ずこのままにしておいてください。
  • サーバー間統合は外部システムに依存するため、その実施に起因する可能性のある問題のトラブルシューティングや、コンバージョンの不一致の調査はできません。
  • AndroidとiOSのデバイスは、キャンペーンごとにそれぞれ別々にターゲティングすることをお勧めします。このターゲティングの設定については、当社の担当にご連絡ください。
  • トラブルシューティングにサポートが必要な場合は、当社の担当にご連絡ください。
  • イベント名は、アルファベットの大文字と小文字で区別されますので、ご注意ください。

ご不明点がございましたら、当社担当までご遠慮なくご連絡ください。