ユーザー参加型コンテンツを素晴らしい広告にすることができたテスラ

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テスラは、お金がかからないマーケティングについてよく理解しているようです。

それは8月のこと。モデルS の四駆バージョンであるP85Dが、自動車ランキング調査でお馴染みの米消費者団体専門誌「コンシューマーレポート」で、前代未聞の満点を獲得するという(実は反対もあったようですが)、アーンドメディアにとっては夢のような出来事がありました。テスラが普通の人に手が届かない高級車であることは、この際置いておきましょう。

自動車の販売開始時に、影響力のあるメディアからこのような形でレビューが出れば、ブランドが非常に高い品質基準であることを周知できます。もし仮にこれが価格が安いモデルであれば確実に利益につながったであろうことは疑いの余地もありません。

しかも、一銭もかからなかったのですから。

この記事のおかげで、テスラは非常に素晴らしい広告を、無料のマーケティングに加え展開することができたのです。

Parachute とSam O’Hareは、テスラを自動車業界の再臨として描いた、とても魅力的なこのCGIビデオを制作しました。もし、テスラやその代理店がこのメッセージを最初からいきなり発信していたら、すんなりと受け入れ難い内容だったかもしれません。

テスラ-Fireflies、 Sam O’Hare (Vimeoより)

無料のクリエイティブからテスラが恩恵をうけたのは、今回が初めてではありません。昨年のEverdream Picturesの作品を覚えていますか?

全体を通して、ホンダの“Paper”が流行ったことも含め、自動車広告にとって素晴らしい月だったといえます。

さらに創造性の高い物語調のトレンドが続いていくといいですね。

 

(本内容は2015年10月5日に投稿された記事を翻訳したものです)