そのコンバージョン、なぜトラッキングしないのですか?
貴社はコンバージョンを重視していますか?本来、その答えは誰でも「イエス」のはずです。
企業はどのような場合においても、自社のターゲットオーディエンスに何らかの行動(ホームページへの訪問、製品購入など)を完了させるためにコンテンツを制作しています。
コンバージョンはファネル全体のどの段階-認知から行動のどの段階-においても起こり得ます。よって各々の企業のKPIが何であるかに関わらず、すべての企業は、“パフォーマンスマーケター”であると見なすことができます。
このような背景から、当社では企業が今後必要とする、パフォーマンス志向の新機能「複数コンバージョン」をリリースしました。以前は当社ピクセルでは全てのコンバージョンを1つにまとめて把握していましたが、今回発表する新たなピクセルでは、最大で20種類までコンバージョンを個別にトラッキングできます。
では、貴社のコンテンツ KPIを達成するために、複数コンバージョンをいかに活用すればよいのでしょうか?もちろん貴社の目標によって方法は異なりますが、この機能の最大の特徴は、単一のダッシュボードであらゆる目標に対応できる点にあります。
もう少しわかりやすくするために、貴社の目標をまず3つに区分しましょう。
①認知、②エンゲージメント、 そして③行動です。
更にもう一歩進めて、この機能の全容を表すためのモデルケースとして、とあるオンラインペットショップA社について取り上げることにします。
①目標: 認知
認知: 消費者が貴社のブランドに親しむようにする
主なコンバージョンのタイプ: ページランディング、サイトの平均滞在時間など
モデルケース: A社は、人気のオンラインペット雑誌「DOG&LIFE」において、自社の特許取得済みの歯磨きドッグボーンに関して好評を得ました。A社 は、このアーンドメディアをアウトブレイン経由で拡散したうえで、雑誌の該当ページから自社のウェブサイトへと何人の読者がコンバートし、クリックしたのかを知りたいと考えました。
そのためA社 は、アウトブレインのウィジェットを介して雑誌の該当ページをクリックしA社のホームページにランディングしたあらゆるトラフィックをトラッキングするために、「複数コンバージョン」を使ってURLベースのコンバージョンを設定しました。
複数コンバージョンにおいては、 トラフィックもコンバージョンと見なします。
②目標:エンゲージメント (検討)
エンゲージメント: ブランドへの関心を深め、意思を形成
主なコンバージョンの種類: ニュースレターのサインアップ、ホワイトペーパーやクーポンのダウンロード、書式の提出など
モデルケース: A社は、 “週刊オンラインペット”というニュースレターを展開、その中で自社の有益な、ペットフレンドリーなコンテンツにスポットライトを当てます。そしてニュースレターの購読者リストを拡大しようと、アウトブレインを介したオウンドメディアのプロモーションを実施します。
A社はアウトブレインのトラフィックから得たニュースレターの読者数やコンバージョン数をトラッキングするために、 “URL Contains” を使って “/newsletter-confirmation” にプラグインすることでURLベースのコンバージョンを設定、あるいは購読申し込みボタンを対象にイベントベースのコンバージョン(この場合、わずかながら余分のコードが必要です)を設定できます。
③目標: 行動 (決定)
行動: 貴社が望ましいとした行動を生活者が完了する
主なコンバージョンの種類: 製品の購入、カートへの追加、イベント予約、RSVPなど
モデルケース: 有効なコンテンツの販促以外に、A社はペット備品も販売しています。A社はスマートコンテンツのマーケターとして製品関連のコンテンツを制作することが多く、製品プラグをハイパーリンクしています。そこで更にもう1度アウトブレインを介してオウンドメディアでの販促を、自社が新たにリリースした 「愛犬の歯を綺麗に保つための5つのユニークな方法」と題する記事を使って行います。
歯磨き用ドッグボーンの購入数をトラッキングする際、A社は“URL Contains” を使って “/thank-you” にプラグインすることでURLベースのコンバージョンを設定、あるいは注文ボタンを対象にイベントベースのコンバージョンを設定、これによりどの読者が実際にボーンを欲しいと感じてくれたのかを把握することが出来ます。
まとめ
当社の新たな複数コンバージョン機能は、パフォーマンスマーケター(つまり全てのマーケター)にとって有効となるソリューションであり、認知から行動の段階に至るまで全ファネルの段階に沿って、貴社のKPIを1か所でトラッキング可能にします。また、当社の提供するKPI 最適化ツールを使ってコンバージョンに向けた最適化を実行できます。コンテンツ費用に価値があることを確認するだけでなく、更にこうした費用がコンバージョンの可能性の最も高いオーディエンスに費やされていることを確認できるという、ウィンウィンの機能です。ぜひ、ご活用ください。