Outbrainのヘッダービディングを利用すべき5つの理由

 2021年12月に発表したヘッダービディングソリューションの提供開始のアナウンスに続き、ヘッダービディングと皆様のパブリケーションに及ぼす影響について理解していただくために、このブログシリーズをご提供しています。

 ここ数年、プログラマティックはパブリッシャーが質の高い自社広告インベントリーを収益化する最も有力な方法として利用されています。近年まではウォーターフォールモデルを適用したり、外部SSPに依存することが一般的でしたが、ヘッダービディングの登場により、パブリッシャーは、信頼する複数のデマンドパートナーが自社のインベントリーに広告を配信する機会を求めてリアルタイムに直接入札をできるようにすることで、広告配信の主導権を自らの手に取り戻すことができました。その結果は、と言いますと、コントロールの自由度が高まり、直接競争が激化し、最終的にはパブリッシャーの収益向上に繋がりました。

 Outbrainでは、パブリッシャーが業界トレンドであるヘッダービディングを使って、ディスプレイとネイティブを含む各ページ上のすべてのインベントリーを収益化できるよう、導入をサポートしています。では、ヘッダービディングを導入することで得られる5つのメリットへの理解をさらに深めて、収益化戦略を次のレベルへと引き上げましょう!

1、デマンドの多様化

20,000社以上のブランドや代理店との直接取引により、認知からパフォーマンスまでのフルファネル予算でOutbrain独自のネイティブデマンドをご活用いただくことができます。さらに、Zemantaを含む世界有数のマルチチャネルDSPへの接続も可能です。

2、柔軟な広告フォーマット:ネイティブとディスプレイ

当社のヘッダービディングソリューションでは、サイトのUIに合わせてレンダリングされたネイティブアセットを使用して、ネイティブインベントリーに入札することができるため、ユーザー体験を邪魔することはありません。また、ネイティブアセットをディスプレイ広告に変換したり、幅広いプログラマティックデマンドパートナーネットワークで配信されているディスプレイ広告を配信するなど、Outbrain独自のテクノロジーを活用してディスプレイインベントリーへの入札も行っています。

3、コントロールの自由度が高まり収益が向上

ヘッダービディングでは、インベントリーに入札するソースをよりコントロールすることができる上、オークションに多くのプレイヤーを参加させることで、競争を増やし、結果として収益向上へと繋がります。ヘッダービディングは、当社のこれまでのウィジェット型のコードオンページソリューションよりも、Outbrainのデマンドに対して、プログラマティックに直接接続する有効な手段なのです。

「LADbible Group」の事例を見てみますと、既存のコードオンページ導入に加えてAmazon TAM経由でOutbrainのヘッダービディングを導入したところ、導入初月で、デイリー平均収益が58%増加し、最も高い場合で127%増を記録しました。

4、簡単な設定

私たちはこの分野の主要プレイヤーと協業し、Prebid.js、Prebid Server、Amazon TAM、Google Open Biddingなど、クライアントサイドおよびサーバーサイドの幅広い接続オプションを提供しています。皆様のニーズやインベントリータイプに合うものを選択し、Outbrainをデマンドソースに加えてください。通常、設定や契約締結は非常にシンプルなので、皆様の工数はそう多くは必要ありません。

5、Outbrainのパートナーパブリッシャーでなくてもご利用可能

すでにOutbrainネットワークの一員であるかどうかに関わらず、ヘッダービディングを介してOutbrainのシステムを導入することは、デマンドパートナーを多様化し、広告インベントリーから得られる収益を最大化する効果的な方法です。

もちろんOutbrainのパートナーパブリッシャーの皆様は、既存収益に加えて、更なる収益を得ることができますし、Outbrainパートナー以外のパブリッシャーの皆様にとっても、Outbrainのユニークな広告主ネットワークを利用し、デマンドを多様化することで収益を向上させることができる簡単な方法となっています。

まとめ

この記事をお読みの方は、Outbrainのヘッダービディングソリューションが、簡単に導入することができ、収益向上に繋がるということをご理解いただけたかと思います。プログラマティック時代において、ヘッダービディングはパブリッシャーにとって非常に画期的な一手であり、その仕組みは年々発展し改善され続けています。Outbrainのヘッダービディングを導入することは、パブリッシャーが収益源を多様化しながら自社インベントリーの主導権を取り戻し、収益を最大化させるために必要不可欠なものと言えるでしょう。