Outbrain、LiveRamp社 のAuthenticated Traffic Solutionをサポートし、ポストクッキー世界でのアドレサビリティを強化
デジタルメディア業界において、サードパーティクッキーが廃止されること以上に注目を集めているトピックはそう多くはありません。パブリッシャー、広告主、広告プラットフォームが、パーソナライズや、キャンペーンを成功させる為に頼ってきた手段は、ここ数年で大きく変化してきました。
Google Chromeは、ブラウザにおけるサードパーティクッキー使用終了のタイミングを遅らせましたが、実はブラウザ市場のほぼ半分はすでにクッキーレスになっていると推測されています。よって、マーケターやパブリッシャーは、より優れた体験を実現するための有効なソリューションを待ち望んでいます。そして同様に、業界としてはエンドユーザーのプライバシーを保護し透明性を向上させることのできる、より優れた手法を必要としています。
Outbrainは早くから、こうした変化に備えて準備をしてきました。Outbrainの根幹は、ユーザーの意思を示すシグナルであるパブリッシャーのコンテキストとユーザーのインタレストを活用して、実際のエンゲージメントと成果を生み出すように作られてきました。
現在、LiveRampとの提携により一連のクッキーレス対策を拡大し、パブリッシャーが信頼できるインベントリをマーケターに提供できるようにしています。そしてユーザーのプライバシーを順守しながら、アドレサビリティと広告の価値向上にも努めています。
Outbrainは、LiveRampのAuthenticated Traffic Solution(ATS)を完全にサポートすることになりました。これにより、マーケターはプライバシーが守られたソリューションで、Outbrainネットワークを介してユーザーにリーチすることができます。同時に、パブリッシャーには、エンゲージメントを促進させ、収益を最大化する機会が増加します。
OutbrainがATSをサポートすることにより、パブリッシャーは、LiveRampがサポートするIDソリューション(Unified ID2.0など)に加えて、LiveRampが保有する人ベースでありながらプライバシーが守られているID、RampIDを、Outbrainを通じて利用可能なインベントリ全体で活用できるようになります。
ATSは、RampIDにパブリッシャー認証を接続することで、サードパーティクッキーや他の端末ベースの識別子がなくとも、オムニチャネルでのアドレサビリティを可能にします。LiveRampのプライバシーが守られたソリューションは、Outbrain SSP全体で利用可能になり、プログラマティックバイヤーがOutbrainの7,000以上のメディアパートナーにおけるユーザー体験をよりパーソナライズが可能となります。
LiveRamp社のアドレサビリティ&エコシステム領域を担当するSVP、Travis Clinger氏は次のように述べています。「Outbrainとの提携は、サードパーティクッキーやIDFAなどのデバイスベースの識別子に依存せずに、我々のエコシステムにおけるアドレサビリティを改善するために、不可欠な要素です。業界は、マーケターやパブリッシャーに利益をもたらすだけでなく、ユーザーのプライバシーと透明性を優先的に順守するクッキーレスソリューションを待ち望んでいます。そのために、OutbrainがATSをサポートしてくださることを大変嬉しく思っています。」
Outbrainの一連のクッキーレス戦略は、すでにプログラマティックバイヤーがOutbrainとパブリッシャーとの直接的なつながりと、独自のユーザーインタレストデータを活用して、成果を挙げることを可能にしています。そして今、プログラマティックバイヤーは、Outbrain独自のコンテキストによる機能を補完するATSのような業界をリードするソリューションからもベネフィットを得ることができるようになりました。
こうした取り組みは、Outbrainのレコメンデーションテクノロジーと併せて、引き続きオープンウェブやパブリッシャー、広告主、ユーザーに価値をもたらし続けるでしょう。
OutbrainとLiveRampとの提携は、マーケターやパブリッシャーがオープンウェブ上で、新しい時代を生き抜いていくために必要な、プライバシーが守られたアドレサビリティの為のソリューションを継続的にサポートしていくことを示しています。